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やんジー向け雑誌「MADURO」の創刊号を読んだ!

夕方、facebookTwitterのタイムラインをチェックしていると、同業の先輩方の気になる投稿を発見した。

やんちゃなジジイを「やんジー」、そのやんジーが連れている女性を「姫ーナ」と呼ぶ男性向けファッション雑誌が本日発売されたというのだ。

誌名は、スペイン語で「成熟」意味する「MADURO」(マデュロ)。仕掛人は、ちょいワルオヤジのバイブル「LEON」の創刊編集長。

編集長のブログを覗いてみると、「やんジー」「姫ーナ」の他に「MADURO」の登場人物を紹介するページを発見。

http://maduro.jp/blog/boss/0.php

やんジーの奥さんを「魔ダム」、成長がオヤジで止まったチャラいジジイを「チャラジー」、倦怠感すら通り越し無色に映る新橋系のジジイを「枯れジー」と呼ぶセンスを信頼し、本誌購入を決定!

大枚はたいて買った創刊号を自宅まで待ちきれずに電車の中、駅ホームのベンチで熟読。完読ではないものの、読み終えたばかりの感想を本誌の内容とともに紹介したい。

ちなみに、パパラッチに取り囲まれたセレブをイメージした表紙は、実際にあるタクシー会社のサービスらしい。

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巻頭は、「やんジー今月のお手本」と題して、岩城滉一をはじめとする各界の著名やんジーのインタビュー記事。「やんちゃなジジイっていったら、俺以外に誰がいんのよ」と出だしから鼻息の荒い岩城滉一を除いて、多くのやんジーは分別のある発言が目立つ。

案外、大人しいな。これは期待はずれかと思いきや、やんジーにおすすめするアイテム紹介の記事に入った途端、一気に本性がムキ出しに。

記事全体を貫くセンスは、夕方TwitterのTLに流れてきたこの記事(新聞広告として使われたらしい)がすべてを言い表しているといいだろう。

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つまり、長年築き上げた不労所得と高級アイテム含む熟練のセンスで、より多くの姫ーナをこましましょうって内容。ヤンジーにとって若い女性との浮気は葉巻と同じ“嗜み”。そのためには外敵であるチャラジーやオヤジ、コゾー(おそらく40代以下の男性のこと)をけなす、けなす。

例えば、秋冬の三種の神器「カシミア・金・クロコダイル」のアイテムを紹介するこの記事では、


無論、値の張る素材ではありますが、コゾーやオヤジを横目に雲上級の品々を何気なく身に着けてこそ、やんジーの本懐かと。

また、ジジイ流のバブアー(ロングコートらしい)の紹介では、


コゾーにしてみれば、ロング丈のバブアーなんぞ見た事もないので、確実に尊敬を勝ち取れますぞ。

わざわざ太字ゴシックにしてまでドーダを押し付けてくる凶暴性。なんて大人げないジジイだ。締めの文体が「ございます」「でありますぞ」と講談調(a.k.a.村西とおる)なのがまた勘にさわりますぞ(たまに「そりゃ皆マネするっての」と週ポスのたけし調になることも)。

ちなみに、最初の記事の結びはこれ。どうしてもジジイには一句詠ませたいらしい。

 

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前半の記事で白眉だったのは、レギュラーの「やんちゃジジイのクルマ生活」というコラムの中の次の一文。

女子の間で、知識を押しつけるジジイは「うんちく自慰さん」と呼ばれ嫌われているようです。

呼ばれてー、うんちく自慰さん。

 

特集「やんちゃジジイの煩悩108」では、髪型から車の運転技術までやんジー入門初級編に最適なアイテム、行動を解説。

ロングコートの肩掛け講座(p.73)では、我らが松方弘樹兄ィの“松方掛け”ではなく、“マックイーン掛け”と呼ぶことを提唱している。

また、「やんちゃジジイがモテる理由」と題した元CA(現プッシー)3人による座談も掲載。

西村 でも、やんジーって余裕があるでしょ。キャパも広いし、きっと一人で何人分も対応できるかも(笑)

 

姫ーナたちに挑発行為を促しつつも、やんジーへの援護射撃も忘れてはいない。肩掛けケープを紹介する記事(p.79)で、

ケープの中でナニしても見えないところがまた、便利な一枚ですしね。

と、ジジイなんだか中坊なんだかわからない妄想を膨らませたと思ったら、「姫ーナも着たくなるような色っぽいシャツは?」というページ(p.81)では超極上の糸で編まれたスケシャツを紹介。

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東スポのエロページかコアマガジン系投稿雑誌に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚えてしまった。このセンスはやんジーというより(高田)純ジーまたはイジリー(岡田)と言ったほうがいいだろう。

 

その後はメンズエステの利用法やカジノでの遊び方、かわいい孫へのプレゼント(ゴジラのぬいぐるみ!)、魔ダムサービスとしてのぺアルック、これまでやんちゃをしてきた贖罪として寄付をすすめるしゃらくせえ洒落好みの記事なんかが続き、終盤では棺桶に近い存在であるやんジーのために遺言状のしたため方もコラムで解説。

全体を通して、語尾でごまかしているけどやけに言葉遣いが汚ないこととと(やんジーのハゲや出腹をバカにしたり)、開き直っているのか読者がアルツ入ってるからといって油断しているのか大味な下ネタが目立った。

p.158の「次なるジジイの貫禄時計は?」という記事では、豪華な置き時計を設置する場所として応接間の正面を力説。その理由は、

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また、次のページの「姫ーナのMっ気をこっそり引き出したい!」では、姫ーナの目の前でワインボトルを麻紐で亀甲に縛るSMプレイを推奨。

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先ほど、そのセンスを純ジー、イジリーと評したばかりだが、ここまで行くと「お父ちゃんはお前の好きな金の玉をふたぁつ持っとる」の金子信雄系ガハハ親父のセンスに近い。

これなら、真逆と思われたぼくの好きな京成立石の飲み屋街に昼間っからたむろしているやんジーたちにも案外受け入れられるかもしれない。