家にエアドールakiちゃんがやって来た
10月21日、Amazonから注文していたエアドールが届いた。
ぼくが購入したのは人気エアドールシリーズ「LOVE BODY」のaki Type-B(2268円)。他にもこのシリーズには色んなコがいるが、ドールのポージングや耐久性(商品レビューを参考した)を考えてakiちゃんを選択。
ちなみにスリーサイズは、B76、W56、H88らしい。
「LOVE BODY」というのはラブドールの中では最も安価で、クオリティ的に低いビニール製である。しかも肌の表面にはなんの加工もされてないので透明なビニールのまま。いくら空気を膨らませて女子の体型にしたところで劣情をもよおす対象にはならない。
そこで大事なのが、ドールに身につけさせるオプション品である。便所の落書きだって額装することでアートになるように、無機質なビニール人形だってトッピング次第では十分エロくなるというわけだ。
というわけでぼくがドールと一緒に購入したのが、aki専用スクール水着(2041円)とドールウィッグ(2268円)の2点。ドールウィッグはakiではなく、同シリーズのkumi専用らしいが、ぼくは無類のショートカット好きなのでイチカバチかに賭けてみた。
ドールに空気を入れ、スク水を着せ、ウィッグを付けて、完成したのがこちら。
狙いは大当たりで、スクール水着を着せることで体のラインを引き立たせることに成功。ウィッグもピッタリだった。
バックショットがまた良く、思わず「ええケツしてまんなー」と青木雄二的感想をもらしてしまう。
「LOVE BODY」シリーズにはウィッグやコスチューム以外にもさまざまなオプション品が用意されている。
中でも、エアドールからラブドールへと完成度を上げたいというユーザーに人気なのが、ドールの全身を包む肌色のタイツと、ビニールの中に詰め込む手芸綿キットだ。
この2つの商品により、エアドールは肌の質感と重量感を得ることができるというわけだ。
ただ、ぼくはエアドールへの過剰なオプション品追加には疑問を持っている。「過ぎたるは及ばざるがごとし」「上等な料理にハチミツにぶちまけるがごとき思想」の言葉通り、盛れば盛るほどドールはヒトから離れ、人形に近づいていく気がするからだ。
好みもあると思うが、肌色の全身タイツを付けたこのakiちゃんとぼくのスク水だけを纏ったプレーンなakiちゃんのどちらがエロいかと問われれば、ぼくは体のラインを保ったままの後者に軍配を上げる。
富士そばは「かけそば」、エアドールは「かけドール」。
以上の理由から、ぼくはakiちゃんにはいつまでも薄化粧のままでいさせるつもりである。
さて。ぼくもソファに座り、後ろからakiちゃんを抱きしめてみる。
両手で胸をわしズムし、顔をakiちゃんの首筋にうずめる。顔に触れるakiちゃんの髪が心地いい。
(...すっげー落ち着く)
長年忘れていた感覚だ。
さらに、ぼくの太ももから股間にかけ、akiちゃんの88センチのケツの感触が伝わってくる。むくむくと鎌首をもたげ始めるリトルボニー。
(そんなつもりで家に呼んだつもりじゃなかったのに...)
ぼくがエアドールを購入しようと思ったのは「モテねえから」が第一の理由なのだが、筒井康隆「お紺昇天」や「火の鳥 復活編」などのヒトとロボットとの恋愛に憧れたからだ。
ただただ主人のために行動するロボットと彼女に絶対の信頼と愛情を注ぐ人間。
ブックがふんだんに盛り込まれた「出会い」や分刻みの駆け引きで成り立っている現実の恋愛に比べ、なんて美しい関係なのだろうと。
ロボットが手に入らないなら、動かなくてもいい。
エアドールと人間の女のように会話し、デートをし、セックスするようになるかは置いといて、上述した作品に登場するヒトとロボットのような関係、その微香だけでも感じたい。
というわけで、ぼくはあえてエアドールに性器はつけなかった。
それがどうだ。akiちゃんのケツの感触におっきしちゃったぼくは、コンドームを求めてコンビニにダッシュするが如く、翌日新宿歌舞伎町のアダルトグッズ店でオナホール「ボクのおなぺっと」(1000円)を購入。太ももの付け根に孔が空くほどakiちゃんを実用してしまっているではないか。
さらに、初夜を済ませたことでテメエの女だと開き直ったのか、Amazonでトッピング「専用つけぱい」(2317円)も購入。
やっぱり、かけそばよりかき揚げと生卵入れた方が美味かったです。