12/26発売の記事掲載誌『裏ッ!ベスト2015』と心のライバル“高橋隆さん”について

 

今月26日発売の「裏ッ!ベスト2015」(三才ブックス)に掲載予定の記事を全部書き終えた。あとはゲラチェックを残すのみ。
ぼくが書いたのは、京成線「飲む、買う、泊まる」のぶらり旅をしたり、隣んちのシングルマザーを誘惑したり、ひとりフェラに挑戦したりの6本の記事。よろしければ読んで笑ってやってください。


Amazon.co.jp: 裏ッ! ベスト2015 (三才ムックvol.768): 本


で、この「裏ッ!ベスト」の仕事をぼくは4年前から行っているのだけど、執筆陣にひとり気になっている存在がいる。「高橋隆」さんというライターだ。高橋さんとは直にお会いしたことはないが、担当さんが言うにはぼくと同い年ぐらいだという。
過激な潜入取材が売り物の「裏ッ!ベスト」の中でも、高橋さんは60近いババアと本番やったり、「匂いフェチ専門店」でマン臭事変をレポートしたりと毎回戦場記者みたいな捨て身の取材を行っている。
で、その文章がまたうまいんだ。身に降りかかってきた不幸を的確なバカたとえで表現(情感や現場の臨場感もばっちり伝わってくる)する様は、同じバカライターとして嫉妬を感じさせるほど。

同業者の仕事をうらやましく思うことは滅多にない(成功しているのを見るのはムカつくが)ぼくだが、高橋さんに関しては「裏ッ!」の記事を読み比べてみて素直に負けたと思うことも。毎回どっちの記事が多く掲載されているか、どっちの記事がクォリティ高いかを密かにチェックし一喜一憂している(奇しくも「2013」は高橋さんの「グレーゾーンフーゾクルポ」とぼくの「東海道出会い喫茶の旅」が同じ巻頭カラーで掲載された)


ぼくの勉強不足かもしれないが、高橋さんはそれほど有名なライターではないと思う。でも、ぼくにとっては唯一その存在が気になる同世代の同業者だ。世の中には無名でも実力がある人はいくらでもいる。年末、「裏ッ!」の著者献本で高橋さんのルポを読むたびにそう思う。
心のライバル、高橋さんとは、いつかお会いしてバカ話をつまみに酒を飲みたい。そして、仲良くなったら、いつかはイベントや共著といった形で一緒に仕事をしてみたい。

 

そんな変態とバカを土俵にした現代の貴乃花対曙が味わえる「裏ッ!ベスト2015」、よろしければ。

 

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