「乃木坂46ドンジャラ」を作ろう!〜①前口上〜
2月22日、真冬&小雨が降るなか西武ドームに3万8千人の大観衆を集め、8時間にも渡るCDデビュー3周年記念LIVE『乃木坂46 3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』を成功させた乃木坂46。
3月18日には11thシングル「命は美しい」をリリースし、グループ史上初の初週売上50万枚を達成。“公式ライバル”AKB48が初週売上げ50万枚を突破するまでに4年3ヶ月かかっていることを考えると(16th「ポニーテールとシュシュ」)、乃木坂46のAKB48超えも時間の問題と言えるかもしれない。
ただ、未だAKBにはあって乃木坂にはないものがある。
「ドンジャラ」だ。
ドンジャラとは、簡単に言うと麻雀の「簡易版」「ファミリー版」である。麻雀と異なる点として次のようなルールがある。
1.「順子」(数字の組み合わせ)がなく、「刻子」(同一の絵柄)のみで3セットをつくる
2.「ポン」「チー」「カン」の鳴きがない。※「カン」もない
3.「リーチ」なしで他家からの上がり禁止
4.上がるときは、元気よく「ドンジャラ!」と宣言する
ゲームの種類や地方ルールによっては順子があったり、鳴きを認めているものもあるようだが、このブログでは以上の汎用版を採用する。
この「ドンジャラ」をAKB48は2010年8月にバンダイから発売。
牌の絵柄は、「第2回AKB48選抜総選挙」の上位12名。前田敦子や大島優子といったすでに卒業してしまったメンバーも少なくないが、現在乃木坂46と兼任活動中の松井玲奈(AKE48)や「こじ板46」で乃木坂ファンにも親しまれている小嶋陽菜などもいる。
これをAKBはメジャーデビューから3年10ヶ月目に発売しているのである。
悔しいが、乃木坂46はAKB48と比べて知名度はまだまだ低い。それは、乃木坂ファンにとってはアンセムであっても、AKBのように「会いたかった」や「ヘビーローテーション」のような万人に認知されているようなキラーチューンがないという理由もあるだろう。しかし、「国民的アイドル」になるためには楽曲なんて1曲も知らないようなファン以外の層にも目を向けさせなければならない。
そして、ファミリー層を取り込むためには「ドンジャラ」を出すのが最適なのである。
アイドル史を振り返ると、AKB48の前にはモーニング娘。がいた。そして、モー娘。もその絶頂期にドンジャラを発売しているのである。
そう、国民的女性アイドルグループは皆、ドンジャラで飛躍していったのだ。「スパイスガールズ ドンジャラ」もおそらくあるだろう。
乃木坂に国民的アイドルになってほしい気持ちに嘘はないが、イチファンとして純粋に「乃木坂メンバーでドンジャラしたら楽しいだろうなァ」と思う。
「ドンジャラ!、生生星!!」
とか、
「ドンジャラ!、御三家!!」
とか、役を想像でつくるだけで楽しいもんな。
同じ思いの乃木坂ファンも少なくないようで、まとめサイトで「【乃木坂46】運営さんバンダイとコラボして乃木坂ドンジャラ作ってよw」という板を発見。
http://nogizaka46democracy.blog.jp/archives/20307768.html
役一覧も掲載されていた。
ただ、ぼくがやりたいのは空想ではない。メンバーの写真がプリントされた実物の牌をもて遊びながら卓を囲む本物のドンジャラだ。
デビュー4年目に入った乃木坂46。AKB48の「デビューから3年10ヶ月目でドンジャラ発売」という記録を抜けるかは今年で結果が出るわけだが、一度ついたハートの火は公式に発売されるまで待ってられそうもない。
ないものは自分で作るしかない。
ということで、ヤフオクで購入した二台の「AKB48ドンジャラ」を使って(どちらも未使用、落札金額は3,000円、1,100円だった)、「乃木坂46ドンジャラ」を自作することにした。
次回からその制作記録を数回に渡ってお届けする。
(続く)