大宅壮一文庫「2014年人名索引ランキング」公開!
先日、資料集めに八幡山の大宅壮一文庫に行ったら、受付前の壁に「2014年人名索引ランキング」という表が貼られていた。
このランキングは2014年中に発行され、大宅壮一文庫が所蔵、管理している雑誌の索引データの中から登場件数の多い人名を上から順に並べたものらしい。簡単に言うと「去年、雑誌にもっとも登場した著名人ランキング」である。
大宅壮一文庫の人名索引は次のような方法で行われているらしい。
【人名索引】
雑誌に掲載された国内外著名人の記事(人物論、インタビュー、対談、座談など)を人物別に分類しています。人名分類には肩書情報が添付してあり、同姓同名も区別できます。年間約4000人の人名項目が新しく作成されます。
誌面を飾るということは、ニュースバリューがある=大衆の注目を浴びているということである。事件や騒動で誌面を賑わすこともあるので一概に「人気度」とは言えないけど、「注目度」を測るバロメーターなことはたしかだろう。
今のところ大宅壮一文庫のHPにはまだ2014年上半期分までしかアップされていない。
大宅壮一文庫「2014年上半期人名索引ランキング」
http://www.oya-bunko.or.jp/magazine/ranking_year/tabid/276/Default.aspx
なので、こそっとベストテンだけ抜け駆け公開させていただく。人物名の横の数字は雑誌に登場した件数である。
1位 二宮和也(タレント・嵐) 370
2位 相葉雅紀(タレント・嵐) 342
2位 櫻井翔(タレント・嵐) 342
4位 大野智(タレント・嵐) 319
5位 松本潤(タレント・嵐) 317
6位 嵐(タレント) 245
8位 AKB48(タレント) 222
9位 安倍晋三(政治家) 201
10位 藤ヶ谷太輔(タレント、Kis My Ft2) 198
嵐人気、恐るべしである。
ただ、このランキング、グループ所属メンバーは「グループ+個人」で件数をカウントしているようだ。つまり、嵐メンバー5人は、6位「嵐」分の245票が入った状態から個人分の票をカウントしているのだ。これじゃあベスト5を独占するのも当たり前だわさ。これは、10位「藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)」や12位「大倉忠義(関ジャニ∞)」も同様である。
グループ単位でしか活動してないならまだしも、それぞれが個人の名前でソロ活動している以上、やはりグループと個人の票は分けるべきである。
以上を踏まえて、グループはグループ、個人は個人で票を計算し直すと、ベスト10はこのようになる。
1位 嵐(タレント) 245
3位 AKB48(タレント) 222
4位 安倍晋三(政治家) 201
5位 田中将大(野球) 180
7位 美智子皇后 149
8位 Kis-My-Ft2(タレント) 148
次点 二宮和也(タレント・嵐) 125
改訂版ランキングを見て思ったのは、去年、日本で発売された雑誌は小保方さんを中心に回ってたんだなぁということ。1位の嵐に1票差だし、200票以上獲得したベスト3の中で個人なのは彼女だけ。
あの一連の騒動、ぼく的にはイマイチピンと来てなかったし、周りの同世代との会話でも話題に上ったことなんてなかったのに。小保方さんの票数からは、雑誌業界という大きな枠で考えると、決してぼくら世代に向けては作られてないんだなあと再確認させられる。どっちかと言えば、改定前のランキング32位に入っている「佐村河内守(作曲家)89票」の方がネタ的にはおもしろかったのに。
9位のASKAに関しては、一応デュオだし、誌面で取り上げられた134件のほとんどが薬物事件に関することだろうから「CHAGE&ASKA」の票を引くべきなのではとも考えたが、デュオでどれだけ票を獲得したかデータがないのでそのままにしておいた。
最後に、我が愛しの「乃木坂46(タレント)」は110票で14位でした(改定前だと23位)。今年は現時点でメンバーがばんばん各誌の表紙やグラビアを飾ってるし、2015年のランキングではAKB超えも夢ではない勢い。ぼくも出版業界に生きる身として、微力ながら票獲得の一助になれればなぁと思っております。